iBookにDebian GUN Linuxを入れる

結局先日iBookに入れた「YellowDog Linux」を削除して「Debian GNU Linux」を入れ直しました。もともと「YellowDog Linux」を選択したのは「YellowDog Linux」がPowerPCに特化したディストリビューションだというのが理由でしたが、結局「YellowDog Linux」でも「AirMac Extreme Card」はサポートされておらず、使えませんでした。ならば、「YellowDog Linux」にこだわる理由はありません。今はまっている「Debian GNU Linux」を入れてみようということでやってみました。
ここからPowerPC用の「debian-31r0a-powerpc-netinst.iso」をダウンロードしてCD-ROMに焼きます。これは最小のCDイメージで195MBほどあります。CD-ROMをiBookにセットして起動させます。パーテーションは「YellowDog Linux」を入れたときに切ってるので、フォーマットだけして「Debian GNU Linux」のベースシステムをインストールします。これはi386のPCとまったく同じなので戸惑うことはありませんでした。この後「ソフトの選択」で「デスクトップ環境」を選択してインストールを続けました。ところが「Rebuilding the database.This may take some time.」というところまでくると、iBookの電源が切れてしまします。PCの時もここでかなり時間がかかりましたが、そのまま進んでいきました。2回ほどやってみましたが、同じところで電源が切れてしまします。
仕方がないので、「ソフトの選択」では何も選ばずそのままインストールを続けました。これでインストールが終了すると、CUIなログインプロンプトが表示されます。ここでログインして「apt-get install」で必要なソフトを追加していくことにしました。しかし、このままだと日本語が文字化けしてしまします。そこでログインしたあと「jfbterm」に切り替えます。
X-Window-Systemのインストール

# apt-get install x-window-system mlterm aftersetp

途中あれこれ聞いてきますが、適当に設定((本当は正確に書きたいけどこれで「jfbterm」に切り替えないでやったため文字化けのまま設定を行ったので何をやったのかわかりません))「X」、ウィンドウマネージャーの「AfterStep」と日本言が使えるターミナル「mlterm」がインストールされます。iBookを再起動するとデスクトップマネージャーの「xdm」が立ち上がるのでそこからログインすると「AfterStep」が立ち上がります。これで一応GUIで使えるようにまりました。しかし、「mlterm」上では日本語が表示できますが他のアプリケーションでは漢字が文字化けします。そこで

# apt-get install ttf-kochi-mincho ttf-kochi-gothic

で日本語フォントをインストールします。これで日本語の表示も出来るようになりました。次に日本語の入力です。

# apt-get install kinput2-canna

として

#! /bin/sh
XMODIFIERS=@im=kinput2
export XMODIFIERS
kinput2 &

exec afterstep

を「~/.xsession」に記述して再起動。「shift」+「space」で日本語の入力が出来るようになりました。
本日の成果は以上。