MacOS X 10.3.7でMail起動に時間がかかる

先日MacOS Xを10.3.7にアップデートしました。前回の10.3.6のときはアップデートに失敗してとんでもない目にあってしまったので今回はディスクユーティリティの復元機能でハードディスク全体をバックアップしてから10.3.7にアップデートを行いました。アップデート自体はすんなり成功したのですが、10.3.7になってからMailアプリケーションの起動とサーバへの接続に時間がかかるようになってしまった。以前は起動からメール自動受信まで数秒で終わっていたものが、起動に30秒以上、サーバに接続するまで1分以上かかってしまいます。
同じような報告が無いかとApple Discussions Boardsをのぞいてみたら「トピック: 10.3.7にしてからMail起動が激遅...」というものがありました。それによると「システム環境設定」の「ネットワーク」で「DNSサーバ」を空欄にするとMailがすばやく起動するようになるそうです。私の環境はBフレッツをルータを介してネットに繋がっているのでMacの「DNSサーバ」にはルータのアドレスを今まで記述していました。そこで「DNSサーバ」を空欄にしてみたところ、Mailはすばやく起動します。しかし、そうするとMailが受信できなくなるしwebにも繋がらなくなってしまいます。
そこで「DNSサーバ」にプロバイダのDNSのアドレスに変えてみたらMailの起動もサーバへの接続も10.3.6当時のように問題なくなりました。ということで一応は問題解決となりましたが、なぜこなったのか良く分かりません。「DNSサーバ」の情報はルータが持っていれば良いように思います。ぶら下がっているMacは要求されたアドレスが自分のネットワークに無ければデフォルトゲートウエイであるルータのアドレスに問い合わせてルータが外部のネットワークへ問い合わせをするというのが流れのように思うのです。