便利なボイスタグを使ってみる

Vodafone 702NKというかNOKIA6630には音声で電話機を制御する音声コマンドという機能があります。音声コマンドは登録した音声でアプリケーションの起動やモードを変更したり出来ます。例えばカメラを音声コマンドで起動させるには「ツール」→「音声コマンド」で「カメラ」を選択して「オプション」から「ボイスコマンド追加」を選択します。「開始」キーを押して入力開始を知らせるアラームの後に『カメラ』という音声を入力します。認識されると入力された音声が再生され音声コマンドとして登録されます。これは言葉として認識されるわけではなく音声として認識されるので、音声コマンドはなんでもいいのです。『写真』でも『カメラ起動』でもいいわけです。そしてこれを使うには本体左側面のボタンを押してから放すと開始を知らせるアラームが鳴るので、ここで『カメラ』と入力するとカメラが起動します。
側面のボタンが押しにくいのでメニューからカメラを起動するのとどっちが楽かというと微妙なところですし、屋外など雑音の多いところはでは認識がうまくいかないこともあるようですが、むかし見たスパイ映画みたいで面白いです。
しかし、今回の話はこれだけでは終わりません。電話番号にボイスタグを追加しておけば便利に音声コマンドが使えるようになるのです。Bluetoothヘッドセットを使っているとき音声コマンドだけで電話をかけられるようになります。電話番号にボイスタグを追加するには電話帳から追加したいカードを開いてボイスタグを追加したい電話番号を選択し「オプション」→「ボイスタグ追加」を選択後「開始」キーを押して入力開始を知らせるアラームの後にボイスタグとして追加したい言葉を入力します。認識されると入力された音声が再生されボイスタグとして登録されます。
今回の検証にはPlantronics M3000を使いましたが、ヘッドセットを使ってハンズフリーのときヘッドセットの通話ボタンを少し長めに押すと音声コマンドの状態になり、ヘッドセットから開始を知らせるアラームが聞こえます。ここで先ほど登録したボイスタグを発声するとボイスタグを追加した電話番号へ発信を開始します。auA5504TにもBluetoothハンズフリー通話が出来ますが、発信は最後にダイヤルした番号のみ(リダイヤル)しか出来ません。よく使う電話番号にそれぞれボイスタグを登録しておけばハンズフリーで電話がかけられるようになります。これは非常に便利です。