今さらながらMovable Type 3.2のインストール

別に何に使うとかの目的は有りませんが、前から時間があったらやってみたいと思っていたのがMovable Typeです。Movable TypeとはMovable TypeのWeb

Movable Typeとは強力なカスタマイズ機能を備える、ウェブログ・システムです。MovableTypeではサーバーにお使いになる人がご自身でインストールする必要があります。

とあるとおりblogシステムなのですが、今のhatenaをMovable Typeに移行するとかは全く考えていません。
で、Movable Typeのインストールですが、なんちゃってな私には結構荷が重かったです。とにかく「cgi」の設定からかなり悩みましたがなんとか完了。自分の覚書としてインストール方法を簡単にまとめておきます。


Movable Typeを動かすにはWebサーバ、データベースサーバ、Perl が必要になります。私の玄箱には既に「Apache3」「MySql」「Perl」が入っているので環境に問題有りません。はじめにMovable TypeのWebからMovable Type 3.2をダウンロードしておきます。私の環境ではなぜか玄箱で解凍するとエラーが出たので、Macで解凍しFTP玄箱に持っていきました。

/etc/apache2/apache2.conf の編集

#AddHandler cgi-script .cgi
  ↓
AddHandler cgi-script .cgi .pl

/etc/apache2/sites-enabled/000-default の編集


AllowOverride None
Options ExecCGI -MultiViews +SymLinksIfOwnerMatch
Order allow,deny
Allow from all

Apache2の再起動

# /etc/init.d/apache2 restart

コマンドラインでのMySqlの設定方法に自信が持てなかったので「Webmin」のGUIで設定しました。
「サーバ」→「MySQL データベース サーバ」→「 新規データベースを作成 」→「データベース名」に「MTdata」として「作成」
「ユーザの許可」→「新規ユーザを作成 」で「 ユーザ名 」に「mtuser」、「パスワード」に「****」、「ホスト」に「localhost」、「許可」にすべてを選択して「保存」

  • 環境設定ファイルの修正

「mt-config.cgi-original」を「mt-config.cgi」にリネームしエディタで開く

28行目(環境に合わせて記入)
CGIPath http://玄箱アドレス/cgi-bin/


35〜39行目(コメントアウトを削除してMySqlの設定を記入)
ObjectDriver DBI::mysql
Database MTdata
DBUser mtuser
DBPassword ****
DBHost localhost


93行目(CGIPathで指定したパスにmt-staticを追加)
StaticWebPath http://玄箱アドレス/cgi-bin/mt/mt-static


211行目(テンポラリー・ファイルの保存場所の指定)
TempDir /tmp/


272行目(HTMLファイルのキャラクターセットを指定)
PublishCharset utf-8(またはeuc-jp、shift_jis

$ chmod 755 *.cgi

  • システムにチェック

http://玄箱アドレス/cgi-bin/mt/mt-check.cgi
でシステムの確認。「Movable Typeのシステム・チェックは、無事に完了しました」が出ればインストールが出来ます。私の環境ではいくつかモジュールが足りませんでしたが、インストールに関するものはOKでした。

  • インストール

http://玄箱アドレス/cgi-bin/mt//index.html
の「ログイン」でインストールを実行します。
しばらくして「ログイン画面」が出ればインストール完了。