本当にIntelプロセッサ採用しちゃった

私はどちらかというと本格的なIntelプロセッサへの移行は無いと思っていましたが、見事に裏切られました。いや、別にMacintoshの中に何処のプロセッサが入っていても基本的にMacOSという使いやすいOSがあれば問題は無いのです。
そして、昨日私が心配した移行期間の処置についてですが、一つはXcodeの最新版2.1の提供によりPowerPCIntelの両方で動作可能な「ユニバーサル・バイナリ」をコンパイルすることで対処しています。これは68kからPowerPCへ移行するときに68kとPowerPCの両方で動作する「ファット・バイナリ」を提供したのに似ています。また、既存のアプリケーションについては、ダイナミック・バイナリ・トランスレータの「Rosetta」を用意していました。これはPowerPC向けのコードをIntel環境下でも動作可能にするものだそうです。MacOS X環境で旧MacOSアプリケーションを動かす「Classic」に似ています。ということでそれぞれの動作スピードなど気になりますが、移行はあまり混乱は無いと思います。安い価格で性能の高いMacintoshが手に入れば言うことないです。
しかし、ひとつ分からないことがあります。Intelプロセッサを採用するってことは既存のPC/AT互換機でもMacOS Xが動作するのかということです。基本的にAppleはOSメーカーで有る前にハードメーカーなんですよね。ハードの売り上げがメインなのでそういうことにはしないと思いますが、シェアを広げるためになんて考えたら危ないですよ。