"Tiger"でのウィルス対策

MacOS Xの最新バージョン10.4(Tiger)環境でのウィルス対策について今のところ対応したソフトが無いと以前書きましたが、「.Mac」ユーザーに提供されている「Virex」の現バージョンは"Tiger"環境では削除するようAppleは勧めていますが、前バージョン(7.2)なら問題なく動いていると「Discussion Boards」にあるのを見つけました。
ただ、「Virex 7.2」はお世辞にも使いやすいソフトではありません。ウィルスを発見してもどれがそうなのかよく分からなかったりします。でも同梱のPDFを見ると「Virex 7.2」はコマンドで操作すると威力を発揮するようです。
まずは「ターミナル」でこんなコマンドを打ってみる

/usr/local/vscanx/vscanx -r -m ~/Desktop/virus/ --unzip --summary ~/Library > ~/Desktop/virex.log

これは「~/ライブラリ」にあるファイル(圧縮ファイルを含む)をサブフォルダを含めてスキャンし、感染ファイルはデスクトップ上の「virus」に移動する。そしてデスクトップの「virex.log」に結果を表示させるコマンドです。

また、この長いコマンドを打つのは面倒なので、「~/.bash_profile」にエイリアスを登録すればもっと楽になります。

alias vscanl=' /usr/local/vscanx/vscanx -r -m ~/Desktop/virus/ --unzip --summary ~/Library > ~/Desktop/virex.log'

これなら

vscanl

とするだけでいいわけです。
しかし、もっとスマートに使いこなすには「cron」を使って自動的に起動させたいものです。これについては後日書きます。