偽モノCD

先日購入したThe Beatlesの「The Capitol Albums Vol.2」の初回プレス分には本来のモノラルミックスではないミックスのCDが入っているという事件が有ったそうです。60年代はモノラルからステレオへの移行期でBeatlesも68年までモノラルとステレオのアルバムをそれぞれリリースしていました。そして曲によってはモノラルとステレオではミックスやテイクが違っているものが有ります。
「The Capitol Albums Vol.2」には65年にアメリカでリリースされた4枚のアルバムのモノラルとステレオ両方が入っています。今回の事件はその4枚のうち「Beatles VI」と「Rubber Soul」のモノラルバージョンがステレオバージョンをミックスしたたけの"偽モノ"が入っていたのです。一番分かりやすいのが「Rubber Soul」内の「I'm Looking Through You」を聴くとはっきりします。ステレオのアメリカ版での「I'm Looking Through You」ではイントロのギターのやり直しが2回入っています。しかし、本来のモノラルバージョンではそれは無いのです。しかし、初回プレス分にはそのギターが入っていました。でも買う前では「I'm Looking Through You」は聴けないのでどう判断したら良いかというと、修正版には商品番号の後に"SK1"という文字が入っているそうです。
結局発売元のCapitolではそのミスを認めて交換に応じるということを発表しました。
で、私が4月8日に入手した「The Capitol Albums Vol.2」はどうかというと、完全な"偽モノ"が入っていました。"偽モノ"は交換してくれるようですが、音的には全く価値は有りませんが、この"偽モノ"は将来プレミアが付きそうなのでこのまま持っていた方が良さそう。
で、結局もう１セット東芝EMIから出る修正版「ザ・ビートルズ’65BOX(輸入国内盤)初回限定盤」を購入しようかと思っています。

ザ・ビートルズ’65BOX(輸入国内盤)初回限定盤

The Capitol Albums Vol.2