RPNとは

hp49g+を購入して以来ここであれこれ書いていますが、何を電卓ごときで騒いでいるのかと不思議に思うかもしれれません。でもhpの電卓はちょっと違うんです。
日本で電卓と言えばカシオかシャープが定番ですよね。私もカシオの関数電卓を20年以上使っています。で、アメリカではどうかというとこれがhpとTIとなるようです。そのうちhpは昔から入力方法にちょっと普通とは違った方式を採用しています。
それがRPN(Reverse Polish Notation)です。日本語では逆ポーランド記法と言いますが、なぜポーランドなのかというと1951年にポーランド人のJan Lukasiewiczという学者が発表した算術式を使っているからで、さらに「数値の後に演算子を置く」という記法の逆の方法を採用しているからなのです。
具体的には 1 + 1 = という数式は「1」「ENTER」「1」「+」となるのです。じゃあなぜRPNがよいのかとというと、括弧を使うような計算の場合に括弧を必要としないのです。
たとえば (5+4)÷(4−2) の場合
「5」「ENTER」「4」「+」「4」「ENTER」「2」「−」「÷」
となるのです。どうですか、少しは理解してもらえたでしょうか。
hpは一時電卓事業から撤退していてRPN電卓の入手は一時非常に困難になっていましたが、今年の10月からまた新しい電卓の販売を再開したのです、その一つがhp49g+なんです。